johnnyGameStudio’s blog

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誰の仕事でもない仕事

会社でよく「こんなの俺(あの人)の仕事じゃねえ」という話、よく耳にしますよね(しない?)

でも、よくよく聞いてみるとそういう仕事って実際誰の仕事でもなかったりするんですよね

 

例えば、ぼくが所属している会社では急成長した影響で社内人数とトイレの数が見合っていなくて複数のエリアを行ったり来たりする所謂「トイレ難民」が発生するんです

 

そこで、一人のエンジニアマネージャがトイレの使用状況の可視化をすると言い動き始めたのですが、それを聞いて一人のエンジニア社員が「あれエンジニアの仕事じゃないでしょ、経営層がなんとかしろよ」といっていました

 

まぁ会社のさまざまな問題の最終責任は経営者にあるので一見まさにその通りではあるのですが、実際問題経営者は多忙です。トイレ問題は大事といえば大事なのですが、ほかにも喫緊の課題は山積みなわけで優先順位はどうしても下がるでしょう

 

となると総務などに白羽の矢が立ちますが、総務にトイレなんとかしろといったところで彼らにはどうしようもないわけです

 

今回、そのエンジニアマネージャが示している解決策はトイレ使用状況の可視化なわけですが、この発想は完全にエンジニアの発想なわけです

総務などの非技術系の人間には出にくい発想で、会社を移転したり工事ができる環境でもない限りこの問題に対する解決策としては確かに可視化がベターだと思います

 

となるとやはりこの「トイレ問題」は現状社内でエンジニアしか解決できないわけです

一社員に丸投げするにはいろいろ角が立ちますのでその指揮をエンジニアマネージャが担当するのは妥当な落としどころなわけですね

 

何が言いたいかって、今回のような「トイレ問題を解決してくれるような専門部署」なんて存在しないわけで(大企業では開発支援部みたいなところがやったりするかもしれませんが、中小ベンチャーには無理な話です)ないものねだりして「俺の仕事ではないよね」とあきらめてしまうのはやはり違うと思います

「誰の仕事でもない仕事」を解決できるのは自分かもしれないんですから、社内の人間でなんとかするしかないんですよね